子育て中のお母さん気を付けて、 ホメオパシーレメディーを子供の高熱で飲ませる セルフケアの問題点4つ

子供のホメオパシーの危険性

症状と心の問題を解決するホメオパシーの専門家、ライフジャンプホメオパス世良純子です。

前回母さん騙されないで、ホメオパシーレメディーを子供に飲ませる前のチェックポイント6つという記事を書きました。

今日はさらに突っ込んだ話、そもそも子供にセルフケアでホメオパシーをするのは良いことか?について書こうと思います。

これは非常に大きな危険をはらんだ問題です。

私はホメオパスですが、医療ネグレクトに近い問題がおきやすく、また反対に子供さんがご病気でもないのに身体を弱くしてしまう可能性も含んでいるからです。

目次

ホメオパシーに興味をもつのは子供の病気や、子育ての悩みから

子育て

前回の記事でも書きましたが、ホメオパシーに興味をもつきっかけに子育てがあります。

お母さんは健康でも、子供は熱をよく出し、すぐ病気になりますので、そこで薬ばかりを出す医療に疑問をもち、何か良い方法はないかとホメオパシーに興味をもちます。

また、働くお母さんは子供が熱を出すと会社を休まざるを得ず、家庭と仕事の両立のために、何かいい方法はないかと興味をもちます。

また、シュタイナー教育からホメオパシーに興味を持つ例もあります。

でなければ、喘息やかんしゃく、言うことを聞かない、まわりとうまくなじめないといった子供の問題が病院では解決しないことから、ホメオパシーに辿り着く例もあります。

・・・・・ここまで聞くと賢いあなたはおわかりでしょうが、

実はお母さんのホメオパシーの需要は、母親をとりまく子育ての悩みでもあるのです。

 

勘違いされている、ホメオパシーで子供にできること

ホメオパシー

ホメオパシーは病気が治るといってはいけませんが、実は病院ではなすすべがない特定の子供の病気がホメオパシーで悩みが解決できるケースもあります。

また、喘息は子供のストレスが原因といったように、自分の状況を上手く話せない子供が病気で何かを訴えるケースもあります。

・・・・が、不思議なことにそのことをホメオパス自身が知りません。

むしろ、「予防接種を打っていれば全員ホメオパシーしないといけない」といったように、対処療法的に使っています。

また、「ホメオパシー相談会」などのセミナーに来ているお母さんお父さんの相談内容を聞くと。

 

父親
算数ができるようになるレメディーはないんですか?

なんてことを言う父親までいて・・・・。

 

確かにホメオパシーは能力開発的な側面があり、子供の時からうまく使うとスーパーチャイルドになる場合もあります。

しかし、本人の能力をさまたたげているものを取り去ることで、もともとある能力を最大限に生かすことはできても、本人が望んでもない親の都合の方向に向かわせるレメディーはこの世にありません。

 

反対にお母さんはというと、病気の範囲を大きくとらえ、子供の差異そのものを

母親
あそこの家の子と違って家の子は●●ができないから病気なんじゃないですか?

といって、

子育てのストレス = 子供の気になるところは症状

にしてしまっている場合もあるのです。

 

当然ながらそのようなストレスを抱えるお母さんは、自分自身が心に問題を抱えている場合が多く、その相談先がないからホメオパシーへ来ている場合もあり・・・

実はその問題は、父親がちゃんと妻や子供をフォローできていたり、義理の母や実母や友達との関係がよければ解決する問題であったりします。

なので、本人がホメオパシーしてくださいという場合は確かに問題が解決しないからホメオパシーにくるのですが、

本当に子供が何か病気を抱えているわけではないのに、お母さんが、「私はいいんですが子供が問題で!」という場合、実はお母さんが問題ということも少なくないのです。

①それセルフケアする?ホメオパスも扱いきれないレメディーを気軽に使う問題

ホメオパス

子育てをしていると当然お金がかかりますから、1年60万~70万が3年間や4年間かかる高い高いホメオパシー学校にお母さんが通うことは難しいです。

ですから3万くらいで済む「ホメオパシーセルフケア講座」にお母さんが来る例は結構あるわけです。

プロのホメオパスにかからなくても自分で簡単に自分も子供もそれどころか家族までケアができますよ~という宣伝になっているのですから一見メリットだらけです。

 

確かにセルフケアは「うまくつかえば」自然の力で子供の身体をケアすることができます。

 

しかし、以前ホメオパシーのセルフケアの範囲について記事を書いたのですが、セルフケアはお手軽さもあり、しばしばその使用範囲が守られていません。

レメディーの使い方をしっかり学校がサポートしているところはよいのですが、単なる高額の学校の集客の入り口に使われていたり、全員標準的な子供の予防接種「毒だし」に誘導されていたりと、なんだか方向がおかしくなっています。

また、最も理解されていないことは、本来人の生態全体を見てやるべきホメオパシーの中でも、部分だけを問題解決するセルフケアは症状が少ないなかでレメディーを選ぶのですから、

 

実は難しいのにすごく簡単であるかのように誤解されている点です。

 

なので、実はさほどレメディーがヒットしていないのに「効いたつもり」になっている事例も結構あるのです。

つまり、わかってないままレメディーを使う方法だけを習って、使えているつもりになっているのです。

実は時にセルフケアは、ホメオパスですら扱いきれないレメディーであり、身体に実際に作用してしまい、変化もおきてしまうものを安易に誰彼構わず与えてしまっている怖い側面があるのです。

セルフケアは、本来は「健康な人の簡単な問題解決にだけ」使うべきなのです。

②親の不安からレメディーを乱用して飲ませている問題

育児

本当に病気のお子さんがいる場合は大変です。

しかし通常子供は大人より健康で、たとえ病気をもっていても「メンタルに問題を抱えている健康なつもりの病んでいる大人」よりはずっと健康な場合も多いです。

なので、大人より案外子供のほうがレメディーは選びやすいので、まだ問題の浅い小さい子供ならセルフケアで習った数種類のレメディーを使うだけでも熱を下げることは簡単にできます。

そうなると仕事を抱えたお母さんなどはホメオパシーがとても便利なツールになります。

喜んでくれるのだからみんなに勧めるでしょうし、ホメオパスも教えたがります。

学校によっては、セルフケア程度なら新人のホメオパスでも、ケースをとった経験が100もなくても。

新人ホメオパス
セルフケア程度なら誰でも教えられし、いいよね!

と、子供にレメディーを飲ませる方法を気軽に教えています。

結果、お母さんは「それがいいと教えられているのですから」子供が熱を出すたびにドカドカホメオパシーのレメディーを乱用するのです。

 

母親
これがあったら熱が下がるからアコナイト何本もつかっちゃった~便利ぃ~
世良
怖い・・・・・・、子供可哀想すぎる・・・・

 

なんて恐ろしい話を時に聞くのですが・・・・・

そう、実はレメディーの乱用は子供の身体にとってかえって悪いのです。

③根本的な疑問、子供の場合は熱を出したら「悪い」のか?問題

子供の病気

少なくともセルフケア講座に通っていればホメオパシーの見地からいうと「高熱を出す」ということは身体によいということをすでに知っているはずです。

大人のホメオパシーケアなら高熱を出せば良かったとなるはずです。

ところが、浅くしか習わないセルフケアでは、その原理も習うのに一方で「熱が出たらこれで下げましょう」ということを教えているわけです。

そこで子供に病気になってほしくないお母さんは疑問を持ちません。

 

子供のうちは誰でも熱をよく出しますよね?子供は熱をだすことで自身の免疫を鍛えています。

子供のうちに罹るべき病気があるように、子供の病気とはとても意味があるものなのです。

 

ところが、そこに毎回関与するのはホメオパシーのレメディーだとしても、あまり身体にとってよくないのです。

だから使うなら、本当にどうしようもないときだけ。

お母さんが働いていれば、使わざるを得ないかもしれませんが、薬を使うくらいなら・・・で使う。

できるだけ子供の自然の力にまかせる。

その程度にとどめないと、自然の生態の力でおきている子供の成長をむしろ妨げてしまうのです。

 

そして当然子供がぐったりしていたら、ホメオパシーで対処しようとせず、病院につれてゆくことが大切です。

④見直すべきは自分自身の心の問題

心の病気

ホメオパシーのレメディーで子供の熱を下げたい!

といってお母さんが小さい子供にドカドカレメディーを乱用するときは、何か魔法でも使った気分で面白くなってしまっていたり、

自分が忙しいからとにかく熱を出さないでくれ!とお母さんの都合に子供の生態を無理やり合わせてしまっていたり、

それらの状況にお母さんを追い込むくらい子育てのサポートをまわりから得られていない場合があります。

 

また、もっと先にすすむと「私の子供はこうであってほしい」といった願望から、

結果必要もないレメディーを子供に飲ませすぎて、子供の生態を滅茶苦茶にしてしまっているお母さんもいます。

 

いろいろな考えのホメオパスがいますが、私は起きている問題を見る限り、お手軽セルフケアを推奨する気がおきません。

理由は子供にとってリスクの方が高いと思うからです。

海外では保険適応の国もあるホメオパシーのレメディーを気軽に使う浅い教室に通って、子育てに悩むお母さんがなんとか子供の熱を下げる。

それをするなら自分がプロにホメオパシーを受けた方が良いと思います。

子育てで悩んでいるならそれをサポートしてくれるところに相談するのもよいでしょう静岡清水の親子カフェ「ピクニック365カフェ」はお母さんのミカタ/子連れで「楽しむ・働く・挑戦」をお手伝いをします。

 

それで、気持ちが落ち着いてから、自分ができる範囲をしっかり守って子供のセルフケアをする分にはよいでしょう。

ですが、
自分が不安だから、
子育てが不安だからと、
自分も子供もバカバカレメディーを飲ませることはとても危険です。

 

いまいちど、自分に問うてほしいのです。

 

私いま大丈夫?
本当にこのレメディー出して責任とれるの?
これ、私のエゴじゃないよね?と

 

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ホメオパシーに副作用はあるの? って疑問への回答、 自然療法は全部安全か

【まとめ】自分の性格で悩んでいる人は知らなきゃ損!潜在意識丸見えすぎのホメオパシーQ&A

自分の短所は優柔不断!とママ友や姑に我慢しているあなたの中で知らない間に起きていること

※ここでいう症状とはホメオパシー症状も含みます。ホメオパシー の説明上ここでは仮に治療、治す、改善という言葉を使わせていただきましたが、ホメオパシーは生態がバランスを取り戻した結果改善する場合があるというこ とを目指すものであり、医療行為でも治療でもありません。また、レメディーは薬ではありません。医学的に必要な治療をうけるべき時に治療を拒否することを すすめホメオパシーのみで治そうとすることや、薬でバランスをとっているときに全てやめさせることは誤りです。

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この記事を書いた人

世界的ホメオパス ヴィソルカス教授IACH卒、ドイツのドクターホメオパスにも師事11年選手。他ホメオパスで解決できないケースを多数担当。医療従事者に囲まれ4回の手術経験をもち虐待・アトピーを完治。婦人科系疾患と心の問題が得意。

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