症状と心の問題を解決するホメオパシーの専門家、ライフジャンプホメオパス世良純子です。
ホメオパシーの好転反応についていろいろ書きました。そしてセルフケアの危険性についても書きました。
今日は非常に良くある相談。お子さんのことでホメオパシーの相談会に行き「自分も子供もホメオパシーしているけどよくならない事例」について書こうとおもいます。
子供に「気軽に」ホメオパシーをすることは危険がいっぱいで、いつの間にかハメられ、子供さんがご病気でもないのに弱体化させる可能性も含んでいるからです。
子供の健康をきっかけに自然療法やホメオパシーに興味をもつママ
ホメオパシーのセルフケア講座や相談会にゆくと、子供を持つお母さんをたくさん見かけます。
ホメオパシーに興味をもつきっかけは、子育てがはじまりなことが多いのです。
ひとつはお子さんにシュタイナー教育を受けさせているお母さん。
ホメオパシーという言葉をそこから知り、興味をもちます。
もう一つは子供の病気。
子供のうちは誰でもよく熱を出しますし、あらゆる不調になるから専業主婦でも大変。働くママなら尚更子供の病気と仕事の両立で悩み、何か良い方法はないかと興味をもちます。
子供の病気から健康を根本的に考えるようになって。
上の2つにもベースはこれがあります。
病院にいくたび子供にドサドサ出される抗生物質を見て「果たしてこの薬毎回子供に飲ませることが本当に身体にいいんだろうか?」と疑問に思い、自然療法に興味をもち、そこからホメオパシーにたどり着きます。
そう、最初のきっかけは子供の健康を真に願う心であり、
母性の勘や知性で、自然な方法で健康になる方法があるのでは?と気づくのです
ここまでは母親ならではの直感が正しく働いている結果だと私は思うのです。
①子供の病気についてなんでも相談できる相手はいないからハマる
子供の病気に対応するのはお母さんです。
病院にゆくたびに先生から薬を出されるのを見るのもお母さんですし、心配しながら自分の予定をやりくりして病院に連れてゆくのもお母さん、ただでさえストレスフルな子育てにさらに強いストレスがかかります。
ましてや、働くお母さんなら尚更です。
しかも病院で先生に「抗生物質ってとりすぎは身体に悪いですよね?」などと相談はできません。
かといって、それを夫に相談した結果「俺も前から抗生物質には疑問を感じていて」なんてすらすら答える夫が何人いるでしょうか?
何故耳が悪くなるたびに、抗生物質をドサドサだすんだろう?
何故風邪をひくたびに薬を大量に飲ませるのだろう?
それなのになぜなかなか治らないんだろう?
なんだかこの対処療法おかしい気がする?
その危機感までは、母性の直感で正しいんです。
そう、日本にはトータルに健康を見て相談する相手がいません。
いないから何かもっと体に良い方法はないか?と探してたどり着く相談相手がホメオパスになるのです。
確かにホメオパシーは生態の健康をトータルに見ることができるので、そこまでは悪くはないんですが、相談する相手に問題があると問題になるんです。
②疑ってかかろう、そのホメオパシーは本当?全員に予防接種対策は必要ない
ホメオパシー相談会などにゆくと薬をどかどか飲ませるのは対処療法だとか、風邪をひくことはいいのだとか、健康に関するなるほどということを教えているので、自分の直感的な疑問への回答があるからすごく納得します。
また、そこで知らなかった健康知識も教えてもらえるし、話の通じる人もいるから安心するんです。
ところが、プラクティカルホメオパシーの場合ここで「予防接種は悪だ!だからあなたの子供は病気なんだ」という極論を教えるわけです。
私もホメオパスなので予防接種を推奨しておりませんが、個人の自由ですし、既にやり終わってしまったものを悪者扱いしても仕方がありません。
それに、予防接種の害が出ていなければ、それに対処する必要性はないわけです。
ところが、予防接種をさせてしまったお母さんにそれが全ての原因であるかのように言うと、お母さんはこう思います。
私が予防接種させたせいで今子供は病気なんだわああっ!
そんな風に、自分を責め頭がフリーズしてしまいます。
そして次は「さあ、お子さんの予防接種対策しましょう!」ということでホメオパシー開始となり、標準レメディーを出すわけです。
ここで疑問に思いませんか・・・・・・・・?
標準的な対処 = 病院の対処法と一緒?。。。あれれ?
本来ホメオパシーは全く個別化されたものだから間違いなんです。
正しいクラシカルホメオパシーでは、どの人にもあてはまる標準的なレメディーの出し方などというものはありません。
そのやり方はもはやホメオパシーではありません。
ところが、回答がなく混乱しているところに、これが回答ですと答えると洗脳される方法がありますが、不安があればあるほどそこにはまってしまうんです。
③霊感商法?子供が治らないのは、お母さんのインナーチャイルドのせい
自称プロのホメオパスがこの標準的ホメオパシーもどき治療をはじめ、その後個別にレメディーが出されます。
ところが、何か一部はよくなってもまた別の問題が出てきたり、良くなっても悪化するわけです。
私から言わせれば、単に出しているレメディーと出し方が滅茶苦茶だから問題が改善していないだけなのですが、なかなか解決しないと次はこんなことを言われるわけです。
お母さんのインナーチャイルドに問題があるせいで、お子さんが治らない
とんでもない話ですが、自分に腕がないのを棚の上にあげ、こんなことを言うホメオパスもいるのです。
ホメオパスがお母さんもケアしている場合は、悩みを知っているわけですからこういわれるとお母さんは当然信じます。
こう言われ、ここでホメオパシーをやめればいいのですが、かえって自分を責めホメオパシーから抜け出せなくなります。
しかも、言っているホメオパス本人は極めて真面目、たぶんこう言うようにと教えられているのです。
そもそもクラシカルホメオパシーは難しいです。なかなかホメオパスにもなれません、だから標準的なプラクティカルがでてきたのです。
日本でよく行われているプラクティカルホメオパシーはセオリーがちゃんとないからやっている本人が訳が分かっていない場合も多いのです。
しかも、さらに成否が曖昧なスピリチュアルやヒーリングを中途半端にとりいれ、ごちゃごちゃにして理解していますからますます混乱したアドバイスになります。
そしてわかってないから、人のせいにしているのですが、自分がホメオパシーの好転反応のこともレメディーのだし方もよくわかっていないことをわかっていないのです。
④素人お母さんをホメオパスに、レメディーの飲みすぎで子供の身体が悪化
お母さんがホメオパシーセルフケア講座などに誘導される場合もあります。
確かに簡単な症状を薬をつかいまくるよりセルフでケアするのは自然な方法ですが、このセルフケアの使い方が間違ってるのです。
「お子さんのケアを自分でしましょう!」といってお母さんにレメディーをもたせ、プロでもない母親に自己判断でレメディーを飲ませるようすすめます。
自分でホメオパシーをやるプロではないお母さんから
だけど・・・私はレメディーとってもとってもよくならないんです・・・なぜでしょう?
という話を良く聞きますが・・・・・。
すでに心配事を抱えてメンタルにも症状があるお母さんより、子供の方が一般的には健康です。なのでレメディーはお母さんより子供のほうがわかりやすいので、そう見えるのです。
でも、よくよく聞くと、お母さんはもちろん改善していませんが、実はお子さんの状態もあまりよくなっていないことに気づいていません。
理由は、感情の問題にホメオパシーを使うのは難易度が高いから当然お母さんは良くならないのですが、それより健康な子供は最初だけはうまくいくのですが、セオリーがきちんとわかっていないのでやがてうまくはいかなくなります。
それでも、子供の熱はレメディーを飲ませることですぐ下がったり、簡単な症状はすぐ問題解決するのを見ていますから、ホメオパシー自体にはもう信頼があるのです。
そうなると、良くなっていない自分はレメディーのとり方が足りないとか、インナーチャイルドのせいだと信じてしまうのです。
でも、何か良くなっても、元に戻っているということは実は正しくホメオパシーが使われていません。(理由はコチラ)
それと、ホメオパスすら知らないことがあるのですが、実は子供が出す熱というのは大切な意味があり、まだ免疫が育っていない子供にどんどんレメディーを出しすぎることはかえって子供の身体を弱体化させているのです。
⑤子供ではなくお母さんが問題、不安に揺れるママ達
こうやって長くホメオパシーもどきを続けて、お母さんも子供もよくならないまま、どんどん悪化し、そのうちお母さんは疲れ果てます。
私はこの問題の背景には、たいていこのような問題が隠れていると思います。
- お母さん本人がメンタルや感情に問題を抱えたまま子育てをしている
- そのことについて、なんでも相談する受け皿がない
- 相談相手がいない背景に、実母や夫との関係に問題がある
- 自分の身近に解決手段がないから、その問題をインナーチャイルドなどといった別の話にすり替えられている
こういった背景をもとに、不安定な精神状態になっているお母さんがエセホメオパシーにはまるのです。
子供が問題なんです!!!!!!!というお子さんが本当に病気の場合もあるのですが、
子供を心配している、「お母さんのメンタルの方がより病んでいる」ケースも多いのです。
⑥自分も大切に、お母さんが元気だと家族が笑顔に
お子さんが問題だからホメオパシーを!
本当にお子さんが病気を抱えているのならわかります。でも「子供が問題」は必ずしも病気とは限りません。
すこし多動に見える → 問題!!!!!
いうことを聞かない → 問題!!!!!
勉強しない → 問題!!!!!
私が一人で子育て頑張っているのに夫も協力してくれない~~~~キーーーー!
こんな風に問題を自分で作っている場合もあるのです。
私の師も、話を聞いて子供が単なる反抗期なら、効くとわかっていてもあえてレメディーを出さない場合もありました。「しばらくほっておけばいい」と言ってレメディーを極小にするように用心するのです。
人と比べ完璧であろうとしすぎると、子供の可能性を小さいときから抑圧する場合もあります。
子供は自然に任せる方が良い場合もあるのです。
子供こそセルフケアの範囲を守ってレメディーを出しすぎないことが大切です。
子供が問題なんです!!!!!!!
そう思っているあなたは、その前に自分が心に問題を抱えていないか先にチェックしてください。
相談相手がいないなら、ホメオパシーより先に何でも話せる相手に不安を話して、一旦冷静になってみる方がよいかもしれません。
自分が精神的に不安定なら、いつの間にか騙されてしまうかもしれません。
もしホメオパシーを受けるとしても、自分が先かもしれません。
お母さんの心が安定してくれば子育てへのあせりは減り、余裕をもって受け入れられることも増えます。
子供は健康ですから不要なレメディーを飲みすぎていなければ、後からケアしても大丈夫な場合もたくさんあります。
一番大切なのは、一旦冷静になってお母さんが自分を大切にすることかもしれません
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