症状と心の問題を解決するホメオパシーの専門家、ライフジャンプホメオパス世良純子です。
今日はクライアントからとてもよく受ける質問の、ホメオパシーを受けていて効果がないとホメオパスから「インナーチャイルドが原因」と言われたが本当なのか?という件です。
時間もお金をかけてホメオパシーを受けても効果がなく、そっちが悪いみたいに言われると辛いですよね?
この記事は以下の方におすすめします。
- ホメオパシーを受けたけど効果がなくてインナーチャイルドが原因と言われた人
- インナーチャイルドのせいで自分の人生が悪くなっていると思っている人
- ホメオパシーを受けてかえって悪化した人
にお勧めの記事です。
ホメオパシーで効果がないからインナーチャイルドが原因はアリ?
私はホメオパスなんですが、よそで受けたホメオパシーで治らない、レメディーを自分で飲んで具合が悪くなったと言う問い合わせをたくさん受け、
混乱を手直しするホメオパシーも承っています。
ホメオパシーを受けたけどかえって悪くなるのは、日本でおかしなホメオパシーが拡がっているせいなのです。
インナーチャイルドとは簡単にいうと「内なる子供」。
子供の頃の経験による記憶や心情が感傷やトラウマとなり、大人になっても多くの影響を与えているということです。
一言でいうと子供の頃に受けた癒されないままの心の傷のことです。
その心の問題をクライアントを説得してケアするのではなく、レメディーをヒットさせて改善できるのがホメオパシー。
なので、ホメオパシーで改善しないからインナーチャイルドが原因というその論法がすでに何を言っているのか私にはさっぱりわかりません。
クライアントさんが言うには、心の中でインナーチャイルドを抱きしめるワークをすれば改善する(ホメオパシーでは改善しないけど)、とかインナーチャイルドセミナーにいけば改善するとか言われるのだそうです。
恐らくホメオパシーとインナーチャイルドのワークを組み合わせて提供しているのでしょうが、話を聞く限り私にはホメオパスが誤魔化しているように聞こえます。
1.ホメオパスが心の問題を正確に見れておらず、正しいレメディーが出せていない
ではなぜこんなことがおきてしまうのか?を推察したのですが、ホメオパシーの世界に一つの大きな問題があります。
- ホメオパシーで心の問題を解決することは可能だが、それをするには正確に人を見抜けなければいけない。
- ところが心を正確に見る訓練を受けていないホメオパスがそれをやっている。
という点です。
クライアントが泣いていたら「悲しみで泣いている」のか「嫉妬で泣いている」のか「憤りで泣いているのか?」を正確に割り出せなければ正しいレメディーが探せません。
時に、本当に感じがよい人に、チラッと人を陥れてやりたいという願望があることを見抜いてレメディーを出さなければその人の病気は問題解決しないので、本来ホメオパシーの感情査定はとてもシビアな世界なのです。
レメディーを正確に割り出すための材料となるレパートリーという本をもとに身体症状からもレメディーを探すのですが、それでも人の感情を正確につかむことは難しいのです。
感情は見えませんから査定がすごく難しいのに、それらを正しく査定できる技を学校がちゃんと教えていないのです。
その結果ホメオパスが思い込みで推察した感情の査定をもとにレメディーを出し、間違っていることにホメオパスが気づいていないのです。
だから、ホメオパシーで心の問題が改善しないのは、単に正しいレメディーが見つかっていないだけで「インナーチャイルドのせい」ではない可能性が高いです。
2.幼少時からのトラウマの時系列な問題分析ができてない
2つ目の問題としては、おそらくそのホメオパスはインナーチャイルドとかいいながら、心のどの問題がどの経験と関連しているのかあまりよくわかっていないためクライアントの問題を解決する設計ができないのです。
本物のホメオパシーなら、その人が現在抱えている心の問題がどんな経験によってどうつくられていったの歴史が査定できます。
例えば、現在鬱を患っている女性は。
親にいろんなことを禁止されて育ち自分の気持ちがわからなくなり → そのせいで自信がなくなり → いつも学校でいじめをうけるようになり → いじめの経験から男性が苦手になり → やっとの思いで好きになった人からふられることで男性に恨みをもつようになり → 鬱になった
こんな経緯でたどりついた鬱は 優柔不断 → 自信がない → 人が怖い → 男性嫌悪 → セクシャリティーの抑圧 → 恨みが忘れられない といった階層構造をもつ問題となります。
この問題は実際は「子供のころに親に愛されなかった記憶をだきしめる~」だけでは解決しない、もっと複雑な問題解決プロセスが必要となります。
それらの問題をホメオパシーでケアするには時系列を追って問題を1つづつケアしてゆけばよいのですが、
レメディーを出す順番がわかっていないからレメディーがヒットしないのを「インナーチャイルドのせい」にしてしまっているのです。
3.クライアント側が嘘をついているケース
比較的よくあって解決可能な事例の一つに、クライアントがホメオパスに本当の問題を話していないケースがあります。
例えば、婦人科系に問題をかかえているが、過去に堕胎したことを隠しているままホメオパスに相談している。
過去に売春していたことを隠しているままホメオパスに相談しているといったケースです。
そういった話しにくい心の問題を伝えてもらえないと重要なファクターがケースからこぼれおちるわけですから、当然正しいレメディーはみつかりません。
これは腕のあるホメオパスならある程度見抜くことは可能です。
というか?現実にはこんなケースは割とあります。
借金を抱えているがさも仕事がうまくいっているかのようにえんえんクライアントが話している、したがって仕事に問題があるという査定ができなければ、正しいレメディーはでないから途中までしか治らないというケースはわりとよくあります。
クライアントが非協力的なわけですから当然正しいレメディーはみつかりません。
あなたがもし、ずっとホメオパシーで治らないなら自分の言いにくいことをホメオパスに本当に話しているか?一度チェックしてみましょう
4.クライアント側が病気でい続けたいケース
稀にこんなケースがあります。いろんなところへいって相談しながらも実は治りたくないと本人が心の底で思っている、病気のままでいたいと思っているケースです。
最も難しいケースとなりますが、ある意味これがもっともインナーチャイルドワークなどを持ち出すにふさわしいケースではあります。
ホメオパスを何人も変えたりする人にありがちな事例で、ヒーリングワークを加えたほうが望ましいケースではあります。
自分がそれに該当するかどうかは、自分の病気が仮にに直ったら都合の悪いことはないか?を自己チェックしてみましょう。
これは難し話ですからまたの機会に詳しい記事をかこうとおもいます。
5.インナーチャイルド・アダルトチルドレン、ホメオパシーがわかってないからヒーリングとごちゃごちゃにして誤魔化している
ホメオパスがインナーチャイルドを持ち出すほとんどの場合は1や2とこの5の組み合わせだとおもうのです。
ホメオパスが未熟で心の問題の正しい査定ができていないため、効果のあるレメディーが探し出せていない。
クライアントの心の悩みが改善しないから、わけもわからず「このレメディーかな?」「あのレメディーかな?」とたくさんレメディーを飲ませぐちゃぐちゃにしてしまった結果悪化させてしまい、クライアントの像が見えなくなった。
その状態を別の問題にすりかえ、中途半端なヒーリングワークもどきで解決しようとしている。
ホメオパシーとフラワーエッセンスは相性が良いのでこの2つを使うのはよいと思いますが、
これは私の持論ですが、ホメオパスが何とかヒーリングとかかんとかヒーリングとかいろいろ同時にやるのは適切ではない事例も多いです。
どれも極めているならよいのですが、思ったように改善しないとき他の問題をもちだしてあれこれいうのは他に理由を求めてさらに問題を複雑化させています。
特にヒーリングの世界に正解はホメオパシーほどはっきりないので、より一層正解のない世界に突入して問題をごちゃごちゃにしています。
また、昨今は「インナーチャイルド」「アダルトチルドレン」といった言葉が独り歩きしており、病名がごとくに言葉に酔っている傾向もあるように感じます。
それらはようするにトラウマです。
ならさっさとそれをホメオパシーで解決すればいいだけなんじゃないかとわたしは思うのです。
6.最も大きな問題はホメオパス側にない失敗した自覚
ホメオパシー学校によっては治らなければ「インナーチャイルドワークをせよ」とすすめているところもありますから、やる側は悪気がないのだと思います。
また、私はホメオパスの現状についてある程度知っていますが、実は、ホメオパシー学校ってそれほどケースを経験してない人が教えている学校も結構あるのです。
中途半端にヒーリングを学び、中途半端にホメオパシーを学び、それでも2つ3つやっていればどっちも全くやっていない人よりは先生になりますし、ホメオパシーの先生とは違う新しいメソッドになります。
いろいろな方法を知れば知るほどいいと思っている人もいるので、メソッド集めマニアになって実践はほとんどやったことがないけど教えていますという人案外いるのです。
そうなるとホメオパシーと新しい何かを組みあわせて、ホメオパシーで治らない原因をどんどん他にもとめてゆくことになります。
わたしがここまで書く理由は、ヒーリングを受けたけど良くならない、ホメオパシー受けたけどよくならない人がなぜか私のホメオパシーでは良くなっています。
そして、そういうクライアントさんを見ると、最初から見るべきところを見ず迷って謝ったことをして失敗している事例が多いのでちょっと一言いわせていただきました。
もし、あなたがホメオパシーを受けていてよくならないときにインナーチャイルドとか言い出されたら、いったん自分がはなしてないことがないかチェックしてみて、ちゃんと話すべきことを伝えているならそのホメオパシー疑ったほうがいいかもです。
あなたの受けているホメオパシーが疑問ならこちらの記事もご参考にしてみてください。
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※ここでいう症状とはホメオパシー症状も含みます。ホメオパシー の説明上ここでは仮に治療、治す、改善という言葉を使わせていただきましたが、ホメオパシーは生態がバランスを取り戻した結果改善する場合があるというこ とを目指すものであり、医療行為でも治療でもありません。また、レメディーは薬ではありません。医学的に必要な治療をうけるべき時に治療を拒否することを すすめホメオパシーのみで治そうとすることや、薬でバランスをとっているときに全てやめさせることは誤りです。