症状と心の問題を解決するホメオパシーの専門家、ライフジャンプホメオパス世良純子です。
今日はもっともよくいただくご質問「ホメオパシーを受けて悪化したがこれは好転反応か悪化か?」への回答と対処法を書かせていただきます。
すでに詳しい好転反応まとめ記事を書いていて、これを熟読していただくほうが「ホメオパシーの好転反応とはなんぞや?」からわかるのですが、この記事を読んだ方からも同じ質問が何度も来るので、簡単にお伝えいたします。
まず最初に、受けたホメオパシーに効果があったか?好転反応か悪化かチェックする
日本のホメオパシー市場の問題点は、ホメオパシーで効果があったかどうかの指標が曖昧で、ホメオパスすらそれがわかっていない場合がある点です。
正式にいうと悪化してから好転することをホメオパシー反応というのですが、みなさんが「好転反応」と呼ぶのでここではわかりやすくそう呼びます。
本当の好転反応なら「悪化」してから「改善」がはじまります。
この作用によって、ホメオパスは起きた反応を全部「これぞ好転反応」と評価し、悪化を良いことが将来いつかおこるから延々と我慢するように伝えているのです。
レメディーを飲んでおきる反応はすべてが好転反応ではなく、単なる悪化もあります。
詳しくはこの記事を読んでください。
「悪化してから改善がある」なら好転反応ですが、最初の悪化がないなら単なる悪化を疑ってください。
また普通の症状であれば悪化が1年数年に及ぶことはありません
以下「悪化か改善か?」をもっと詳しく見てゆきましょう。
チェック1 全体的にエネルギーがあがり調子がよくなったか確認する
ホメオパシーのレメディーを飲んで正しい作用があれば全体的に元気になってきます。
夜10時には眠くなっていたのに、夜中3時まで起きていても次の日会社にいって頑張れるといったように「エネルギーがあがる」という現象が起きます。
あなたはレメディーをとってからエネルギーがあがりましたか?
また、こないだまで精神的に不安で仕方がなかったのに何となく元気になってきたといった「全体が良くなった」変化はあったかチェックしてください。
もしこの2つがなければ、あなたは単に悪化しているだけかもしれません。
チェック2 主訴に改善があったかどうか確認する
もともと何かを改善したくてホメオパシーを受けたはずです、今それが何%改善したかチェックしてみてください。
頭痛・生理不順・嫉妬深い?それら主訴はどの程度改善したかチェックしてください。
好転反応がひどいとおっしゃる方からよくいただくご相談なのですが、主訴は全く改善していないか?少し良くなっただけで、「なんとなく気づきがあった気がする」というのを「ホメオパシーの改善効果」とホメオパスから教えられている方が多々います。
ホメオパシーは効果があればもっとはっきりした結果がでます。
ただし、主訴がアレルギーの場合は悪化期間が長引く傾向がありますが詳しくはこちらお読みください。
また、主訴にレメディーがヒットしていないこともあれば、重い症状から解決するので他の症状が先に改善している場合もあるのですがあまりそういう方は見ません。
あと本来はどこからどんな順でよくなるかについてホメオパスが説明できないといけないので、その説明をホメオパスに聞いてみるのもよいでしょう。
症状が改善する順番についてはここで詳しく話すと長くなるのでこちらお読みください。
チェック3 身体か感情どちらかに明らかな改善があったかどうか確認する
チェック2の判断が難しければ、何か身体か感情どれか1つでもいいから明らかな改善があったかどうか調べてみてください。
それがあってチェック1の全体的に調子がいいがあるならもしかしたら主訴は改善していないけど「全体がよくなっていて反応中」なのかもです。
何か改善していても全体的にはしんどくなっているならあなたが好転反応だと思っているものは単なる悪化かもです。
チェック4 改善の前に悪化があったかどうか確認する
チェック3の何か明らかな改善があった場合、その改善の前に悪化があったかどうかを確認してください、あればその改善の反応は正しいです。
とくに感情の問題は物質化していないだけに悪化しやすくイライラがひどくなってからイライラしにくくなるという「悪化→改善」の工程をたどります。
反対にこの悪化がなければ正しいレメディーではなかったかもです。
また長期イライラし続けて一向に改善しないなら単なる悪化です。
チェック5 風邪などで高熱が出ている場合は改善
ホメオパシーを受け始めて永年熱が出なかったけど風邪などで一度38.5度以上の高い熱を出しているなら、正しい反応である可能性が高いです。
ただし、これも難しく、熱を出す前後あたりまではホメオパシーの効果があったのですが、その後せっかくおきた正しい反応をつぶしてしまい、今は悪化させてしまったので起きている好転反応は実は悪化です、という事例もあります。
ただ、熱をだした前後までは正しくホメオパシーを行っていた可能性が高いです。
熱を出したとき、その後の変化をみなおしてみてください
重要!頭痛の改善は悪化抑圧するので要注意
あなたの主訴が頭痛か?途中で頭痛がでてきたときには気を付けてください。
その頭痛がホメオパシーで触るべき頭痛ではない場合、ホメオパシーのレメディーでケアすることでかえって他の重い病気になる場合があります。
頭痛は身体の全体の症状に関係しているのでとくにセルフケアなどで気軽にケアすることで、さらなる他の病気の悪化をまねくことがあります。
なので、明らかに改善した症状の一つが頭痛の場合、実は全体を悪化させている場合があるので注意してください。
対処法レメディーの悪化期間を短くするアンチドートの方法
これらのチェックポイントにより明らかに症状が「好転反応」ではなくホメオパシーのレメディーによる「単なる悪化」か「混乱」「抑圧」をおこしています。
その場合、レメディーをアンチドート(効果を帳消しにする)を実行します、その方法について解説します。
ステップ1.まずレメディーを取るのを完全にやめる
まず、ホメオパスからのレメディーもやめてください、そして自分でレメディーとるのもやめてください。
セルフでレメディーをとる危険性についてはこの記事に書いています。
たまにせっかくレメディーを取るのをやめて改善したのに、ちょっとした症状が出たからといってまたれレメディーをとって全体を混乱させる人がいますがとらないでください。
好転反応という名前で呼ばれたじつはレメディーによる悪化この状態になっていれば、何かの症状で耐えられないなら薬をとるほうがましなのです。
レメディーをやめて悪化がおちつくなら明らかにあなたの悪い状態はレメディーでおきていたということになります。
ステップ2.コーヒーを頻繁にとるデカフェでも効果あり
レメディーをやめるだけで収まればよいのですが、通常この状態になればなかなか収まりません。
とくに30c以上のレメディーを取っているときにはホメオパシーのレメディーの飲みすぎによる混乱がおきているのでレメディーをアンチドートするためにコーヒーを頻繁に飲んでください。
デカフェやたんぽぽコーヒーでもよいです。
ステップ3.樟脳を布団に入れて寝る
なかなか手に入りにくいとおもうのですが、樟脳もホメオパシーのレメディーをアンチドートします。
私は以前混乱をおこされたときに、臭いますが布団に樟脳をいれて寝ると少し落ち着きました。
ステップ4.様子を見る期間を空ける
ステップ1~3を3週間ほどやってみて、その後症状がどう変化したかみてみましょう。
たまに「1日レメディーやめたが変わらない」と言う方がいますが、そもそもレメディーでエネルギーの混乱がおきているのでしばらく続けなければ効果がわかりませんので、様子をみてください。
コーヒーや樟脳が合わない方は単にレメディーだけやめてみて以前よりは良いか様子をみてください。
アンチドートしたからといってレメディーの作用が消えない場合はプロのクラシカルホメオパスにかかる
このアンチドートだけで落ち着く場合もあります。
自分で30Cのレメディー少しとってみた程度のもともと健康な方ならこれで落ち着く場合もあります。
ただし、これらをやってみても悪化がとまらない、どんどん悪くなっている場合、ホメオパシーのレメディーで混乱をつくってしまったケースである可能性が高いです。
- 何種類ものレメディーを同時にたくさんとっていたり
- ハイポテンシーをとっていたり
- 長期でレメディーをとっていたり
- プロのホメオパスにホメオパシーをうけながらも自分でもあれこれレメディーをとっていたり
- 感情やメンタルに問題を抱えているのに自分でレメディー選んでとっていたら
これらのことをやってしまっていて、症状が消えない場合は悪化から「混乱」をすでにおこしている可能性が高いです。
この場合はクラシカルホメオパスにかかるほうがよいですが、かなりのプロに頼まないとさらなる悪化を招く場合があるので、このようなケースの問題解決を多数経験している方にご相談ください。
ホメオパスもわかっていない好転反応のこと、ホメオパシー好転反応まとめについてはこちらをご覧ください。
もし自分の状態が好転反応なのか?悪化なのかわからない場合は危険なのでご相談ください。
※このサイトにおける「症状」とはホメオパシーの症状を含みます。
ホメオパシー の説明上、好転反応、治療、治す、改善という言葉を使用しておりますが、ホメオパシーは生態がバランスを取り戻した結果、改善する場合があるということを目指すものであり、医療行為や治療行為ではありません。
レメディーは薬ではありません。医師からすすめられた医学的に必要な治療は必ず受けることを推奨します。
医療行為や治療を拒否することをすすめ、ホメオパシーのみで治そうとする行為や、薬でバランスをとっているときに全てやめさせる行為は、ホメオパシーとして誤りです。