症状と心の問題を解決するホメオパシーの専門家 ライフジャンプホメオパス世良純子です。
ホメオパシーとは日本では薬を使わずにケアしたい人や、自然志向の方が使っています。
ヨーロッパやインドではよく知られている補完療法ですが、日本では知名度の低さもさることながら、誤った知識が広がっています。
ホメオパシーにはセルフケアという分野があり、安価でホメオパシーを習って、または習わず自分でケアする人がいますが、その中には多くの危険が潜んでいます。
こちらの記事はあなたがすでに「プロの」「クラシカルホメオパス」にかかっているなら読む必要はありません。
今日は頭痛を自分セルフケアのホメオパシーで対応する危険性について語ってみます。
本当は怖い片頭痛や頭痛の原因
15歳以上の日本人のうち、3人に1人は「頭痛もち」で、3000万人以上が悩んでいるといわれます。 これほど身近ということもあって、「頭痛くらい」と軽く考えられがちですが、ひどくなると生活に支障をきたす場合や、背後に命にかかわる病気が隠れていることもあります。
出典:サワイ健康推進課
頭痛には、明確な病気があるわけではないのに起こる頭痛「一次性頭痛」と、他の病気が原因であらわれる「二次性頭痛」があります。
二次性頭痛の場合は、くも膜下出血、脳腫瘍などの病気が潜んでいる場合があります。
他にも頭痛の原因となり得る病気として、
脳出血・高血圧性脳症・髄膜炎・脳炎・一部の緑内障・慢性硬膜下血腫・片頭動脈炎・脳動静脈奇形・低血圧・高血圧・てんかん・鬱・不安障害・三叉神経痛・睡眠時無呼吸症候群
などが隠れている危険性があります。
メディカルタウンなどを見てみてくださいね。
片頭痛・頭痛をホメオパシーでセルフケアする人がとるべき行動
普段から頭痛はなく健康だけれど、たまたま昨日飲み過ぎて次の日2日酔いで頭痛になったというのなら、原因は「お酒」とはっきりしています。
その場合は薬で抑圧して治すより、ホメオパシーでセルフケアしても良いと思います。
でも
- 繰り返し頭痛がおこる
- 頭痛と同時に他の症状がおこる
- 何か他に病気をもっている
- ホメオパシーでセルフケアしても永続的に収まらない(何度もおこる)
ならば
病院に行って頭痛の原因を検査し、治療が必要かどうか確かめてみてください。
その結果をうけて補完的にホメオパスに相談してください。
ちなみに、仮に飲み過ぎで頭痛をケアしているのだとしても、毎度毎度同じことをやっている人は、
症状は「頭痛」ではなく
「本当は今の生活に不満がある」といった「心の問題」を抱えている場合がありますので、それをホメオパスに相談してください。
ホメオパシーレメディをホメオパスではない人が扱う危険性
セルフケアの概念は、自分で対処できるものをケアするということです。
足を怪我してバンドエイドを貼ることはできても、骨折して自分で骨をつなぐことはできません。
頭痛をホメオパシーのセルフケアで何とかしようとするのは「頭痛」が軽い問題だとあなたが判断しているからですが、その根拠はなんですか?
頭痛はその背後に重い病気が隠れている可能性があるにもかかわらず、しばしば軽く考えられすぎています。
ホメオパシーレメディーはドイツでは病院で出ます。
インドでは病院と併設されています。
スイスでは国民投票で2/3が健康保険の適用になるよう働きかけている療法です。
そんな「本当に効果が期待できる療法」に使うレメディーをプロではない人が使ってよいものだとあなたは思いますか?
実は知られていませんが、ホメオパシーには誤ったレメディーの使い方で症状を抑圧してしまい、他の病気を活性化してしまう場合があります。
もしもあなたの頭痛がほかの病気のはじまりを予兆する頭痛だとしたら、あなたが抱えている問題をより悪化させる可能性があります。
また、混合レメディーというレメディーが混ざったもの、もしくは一度にいくつもの種類のレメディーをドサドサ飲むことは危険です。
病気が生態の中で混乱してしまい、本来の病気をより治りにくくしてしまう場合もあります。
実はこのことは、プロのホメオパスですら知らないままなのです。
日本のホメオパシーは、業界が混乱しているがゆえに、学校ですら誤った情報が教えられています。
なので真摯にクライアントのことを想う心あるホメオパスですら、正しい情報を知らずにホメオパシーをやっている場合がしばしばです。
「ご家庭で誰でもお気軽に!あなたも家族や自分、赤ちゃんに使っていいよ、ホメオパシー」という触れこみでセルフケアは宣伝されています。
「セルフケア」自体は正しく使えば効果的ですが、しばしば教え方、使い方が間違っています。
・・・というより、本音をいうと私自身はどちらかというとセルフケアをあまりおすすめしません。
理由は正しく使えば効果的であるにもかかわらず、失敗して「体調や精神状態がおかしくなってしまった」というご相談をよくうけるからです。
頭痛をケアホメオパシー体験談
入院するほどの頭痛が改善し、元気に!
Aさん
更年期のせいか、体調が良くなく、それとともに偏頭痛がずっと続いており、一時期は頭痛がひどくて入院するほどでした。
また、婦人科に通い、薬を飲んでいましたが、薬は、あまりよくないのではないかと思っていて、やめたいなと思っていました。
友人からの勧めがあり、ホメオパシーを始める事にしました。
偏頭痛がおこる間隔が減り、偏頭痛の強さが減ってきて、数ヶ月後、ホメオパスの予告通り高熱が何日間か続き、
辛くてどうしようかと思った時期がありましたが、それを乗り越えた後、色々な面で楽になり、また、落ち着き、婦人科の薬もやめる事ができました。
それ以外にも、仕事で毎日疲れて、夜に入浴することができなかったのですが、毎晩、入浴する事もでき、また、早起きもできるようになりました。
詳しくはホメオパシー体験談に書いています
このクライアントさんは救急車で運ばれ入院するほどの頭痛でしたが、病院で検査してもとくに悪いところは見つかりませんでした。
頭痛の頻度も強さもどんどん激減し、我慢できる程度のものになりました。
ずっとあった足のしびれもなくなりました。
ホルモン治療もやめていますが、ホットフラッシュももう出ていません。
手放せなかった薬が安全に減り、月1回くらいになり、あらゆる症状が減ってきています。
今は、
そもそも頭痛を引き起こす原因のもととなった、自分の生活をより快適にするための「プラスケアの段階」にはいっています。
あなたがホメオパシーを始めた理由は頭痛のみとりさることですか?
時間はかかるけど確実にケアできる。
それが自然治癒のうごきであり、身体が強くなってきている動きであり。ひいてはより幸せでよりよく楽しく生きることにつながります。
ホメオパシーの正しい使い方とは、あなたという人間のクオリティーオブライフ全部上げることなのです。
頭痛の心・身体にある本当の原因は?
※このサイトにおける「症状」とはホメオパシーの症状を含みます。
ホメオパシー の説明上、好転反応、治療、治す、改善という言葉を使用しておりますが、ホメオパシーは生態がバランスを取り戻した結果、改善する場合があるということを目指すものであり、医療行為や治療行為ではありません。
レメディーは薬ではありません。医師からすすめられた医学的に必要な治療は必ず受けることを推奨します。
医療行為や治療を拒否することをすすめ、ホメオパシーのみで治そうとする行為や、薬でバランスをとっているときに全てやめさせる行為は、ホメオパシーとして誤りです。