症状と心の問題を解決するホメオパシーの専門家、ライフジャンプホメオパス世良純子です。
ホメオパシーのレメディー効果を阻害する代表的な要因のひとつに「歯科治療」があります。
今日はとてもよく受ける質問のひとつ、ホメオパシー受けている最中に歯が悪くなったのですがどうしましょう?と、
治療中に抗生物質が出ましたがどうしましょう?への回答と実体験を書きます。
この記事は
- ホメオパシーを現在受けている人や、
- 歯が悪くてホメオパシーを受けたい人
におすすめです。
ホメオパシーのレメディー効果を阻害するものとその順番
抗がん剤や抗欝剤などはもっと強くレメディー効果を阻害するのですが、特別疾病を患っていない方が通常最も接する代表的なものとしてはこの3つがあります。
「歯科治療」「コーヒー飲用」「抗生物質の摂取」です。
上記の3つの中では阻害の強さは強い順に「抗生物質」>「歯科治療」>「コーヒー」になります。
これ以外にももっと強く効果を阻害するものに「抗欝剤」や「向精神剤」「抗がん剤」「メトトリエキサート」などがありますが、それらの劇薬と比べると阻害の力は強くはありません。
なのでよく誤解されているのですが、
ホメオパシーうけている途中で歯科治療したから終わりや~~~~~~などと言うことはありません。
歯科治療がホメオパシーレメディー効果をキャンセルする理由と程度
歯科治療がホメオパシーのレメディー効果をキャンセルする理由は脳に近い神経部分に影響があるからです。
ただし、どんな治療でも全部ホメオパシーの効果をなくすほどの影響があるわけではなく、歯垢をとったり、ちょっとした治療程度ならばそんなに影響はありません。
ただ、インプラントするとか歯を抜くとなると影響がでてきて、何割か飲んだホメオパシーのレメディーの効果が下がります。
また、影響の程度はレメディーをのんでいる人の体質がどの程度強いかにもよります。
確かに、人によってはたった1回の歯科治療で抗生物質をとってレメディーの効果がドーンと下がってしまい、こないだまで気分がよかったのに鬱々するようになったなどという例も実際ありますが、全員がそうなるわけではありません。
抜歯の問題点、痛みと抗生物質への対処法
歯科治療で歯を抜いたときの影響については、治療そのものよりも、その後に出る薬のとりかたの影響が大きいです。
歯を抜くとたいていは「痛み止め」と化膿しないように「抗生物質」が出ます。
「痛み止め」も強力なものは影響がありますが、「抗生物質」はよりホメオパシーへの影響が大きく、ホメオパシーのレメディー効果をキャンセルします。
これは実体験なのですが、私は親知らずが折れて歯を抜かなければいけなくなり、抜歯後当然のように「痛み止め」と「抗生物質」が出ました。
その際歯科医の先生に「出来たら抗生物質も痛み止めもとりたくない」旨をつたえましたところ、「歯科医の立場上としては飲んでほしいが、絶対ではないからできれば薬はもっていてほしい」と言われました。
とても良い医者さんでした。
なので、先生と相談して「薬はうけとって化膿したり、痛みが出たら飲む」という選択をしました。
この際「ホメオパシーやってるから飲みたくない」といったことは言わないほうが良いとわたしは思います。
理由は「ホメオパシー」なんて知られていないので歯科医の先生としても判断に困り、かえって変な宗教の信者だと思われ何が何でも薬をとってくれと言わせることになるからです。
体験談!痛くないから痛み止めと抗生物質を飲まないですんだ
さて、実際にどうなったかというと?
抜歯後2日たって微妙にピリピリした痛みがあったのでホメオパシーのレメディーの「ヒペリクム30c(神経損傷のレメディー)」をとりました。
それでも少し痛みがあったので次の日に「ヒペリクム 200c(もっと強いパワーのレメディー※ホメオパスではない方は自己判断で飲まないでください)」をとりました。
私はホメオパスですが、ホメオパシーを受けている方は担当ホメオパスにレメディーでの対処法を事前に相談してもよいでしょう。
私はその後「痛みもなく」「傷口の腫れもなかった」ので私は3日間痛み止めと抗生物質をとるようにいわれましたが、どっちもとりませんでした。
抜歯後のちゃんと9日後に抜いた跡が閉じているかどうか診察にもゆきました。傷口に問題はなくすぐ傷も閉じていました。
私の考えですが、痛み止めは痛みが出れば飲めば良いし、抗生物質は化膿してから飲めばよいとおもいます。
病院は立場上最悪の状態のリスクを避けるために薬をだしますし、日本ではドイツなどより気軽に強い薬を出します。
なので、「今免疫が落ちているなあ・・・」と感じて心配なら薬をよめばよいし、飲みたくないなら交渉すればよいのです。
私は「出来たら飲みたくない」という意図をはっきり医師にお話しし、「薬を飲んだほうが良い理由」を説明してもらって「保険として薬は受け取る」ことにしました。
万一なにかあったら病院にいきますというお話しもお医者さんにして、安心してレメディーで対処しました。
結果、痛みも腫れもないうえにそれまで飲んでいた「別の慢性レメディーの効果」が阻害されることもありませんでした。
病院や医師と信頼して正々堂々と交渉しよう
ここで皆さんがやる「よくある失敗」があります。
- 薬を悪の亡者のように解釈し、薬を飲んだからすべてがおしまいだと断固薬を飲まないように拒否すること
- 医師を毒を与える悪人のように見てしまい病院と喧嘩する
- 悪化もしていないのに何が何でも絶対薬をとらないと!とおもって過剰に薬をとる
ときに医者や抗生物質のことを悪の権化のようにホメオパスのわたしに話す方がいます。
中にはそんな「毒物を出す医者=悪人」のように話す方すらいます。
どこかでおかしな知識を信じてしまい「西洋医学絶対反対派」になっているのですが、西洋医学とホメオパシーは併用が可能ですし、突発的な状態のときは薬を飲む方が有効な場合もあります。
なので、なんでもかんでもホメオパシーで全部対処しようとするのもまた間違いです。
ホメオパシーのような代替療法や自然療法は「本人の自己治癒力」を活性化させてゆくものなので、弱っているときはめりめり短時間でよくなることが無理な場合もあるのです。
身体をゆっくり強くしようとしているけれど、まだ十分強くなくて、生態が弱い場合は薬が必要です。
私ももしヒペリクムを飲んでも痛みがおさまらないなら普通に痛み止めをのみますし、それは全く悪いことではありません。
ホメオパシーの効果が阻害されれば後からリカバリーすることも可能です。
そもそも薬をできたらとりたくないなら正々堂々とその話をお医者さんにすればよいのです。
- お医者さんから提案されていることは「選ぶことが可能」
- 「治療方法を選ぶ責任が自分にもある」
- 「良いお医者さんなら薬を取るべき理由や治療方法についてちゃんと説明と選択の余地を与えてくれる」
のです。
まとめ
- 歯科治療でレメディーの効果はアンチドートされるが、治療内容によってはそれほどアンチドートされないものもある。
- 抜歯はアンチドートになるが、治療そのものより抗生物質のほうが阻害要因になる。
- 抗生物質はとりたくなければ歯科医に交渉すればよいし、腫れたら薬をとればよい。
- 良い医師なら薬のとりかたも相談に乗ってくれる。
- 治療や薬でホメオパシーの効果がアンチドートされてもまたレメディーを飲めばリカバリーできるので担当ホメオパスに相談する。
※このサイトにおける「症状」とはホメオパシーの症状を含みます。
ホメオパシー の説明上、好転反応、治療、治す、改善という言葉を使用しておりますが、ホメオパシーは生態がバランスを取り戻した結果、改善する場合があるということを目指すものであり、医療行為や治療行為ではありません。
レメディーは薬ではありません。医師からすすめられた医学的に必要な治療は必ず受けることを推奨します。
医療行為や治療を拒否することをすすめ、ホメオパシーのみで治そうとする行為や、薬でバランスをとっているときに全てやめさせる行為は、ホメオパシーとして誤りです。