症状と心の問題を解決する専門家 ライフジャンプホメオパス世良純子です。
当方関西人なんで、お笑いは生活に欠かせない!!ってことで、今日5年ぶりに復活したM-1グランプリを観ていました。
その中で私が絶賛応援中だったのは「タイムマシーン3号」「スーパーマラドーナ」「和牛」の3組でした。
残念ながらその3組は、惜しくも決勝戦に出られなかったのですが、
「和牛」のネタが新しい漫才でありながらも、ホメオパスの私にとってその恋愛心理学が超ツボだったのでご紹介したいと思います。
最初に書いときますが、これいくつかの映画や漫才のネタバレあるんで、よろしく!!!!!
「花嫁を結婚式当日に連れ去る」はドラマ・映画のテッパンエピソード
ネタは、他に恋愛ドラマでよくある「ヒロイン女性が結婚式を抜け出して本当に好きな人に会いに行く」から始まるのですが。
「花嫁を結婚式当日に連れ去る」映画で一番有名といえばダスティン・ホフマンの「卒業」ですよね?
結婚式場にヒーローが乗り込んで行って窓ガラスを叩いて花嫁を奪ってゆく、アニメでパロディー的にも使われていますね。
これは、母親の嫉妬で無理やり好きでもない相手と結婚させられるところへ好きな人が奪いに来てくれるわけです。
最近だったら、SMAPの草薙君主演、ヒロイン大島優子の「銭の戦争」でもありました。
こちらも、父親の借金のカタにヒロインが自らお金持ちとの結婚(相手は再婚)を決めるのですが、
相手はもともと仮の嫁として考えていて浮気する気まんまんなところ、気になっていた相手が助けにきてくれるんです。
結婚式じゃないけど、松島奈々子の「やまとなでしこ」も医者でおぼっちゃまで優しい彼と結婚が決まっているのに。
ぎりぎりになって、「あなたを愛していない」といってヒロインは彼のもとに走るのですが、
なんと婚約者は「世界一のアッシー君だよ」といって空港に送り届けてくれるというエピソードがあります(やまとなでしこ)。
コレは例を出すときりがないくらい「ヒロインとヒーローが障害を乗り越えて結ばれる」テッパンエピソードですが。
私前からすんごい言いたかったんです・・・・・!!!
最初から断れんかったんかい
(  ̄っ ̄)ムゥ・・って。
M-1グランプリ2015、和牛の正論すぎるツッコミ
和牛、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属(左)水田 信二(みずた しんじ)ボケ担当、(右)川西 賢志郎(かわにし けんしろう)ツッコミ担当。
「ヒロイン女性が結婚式を抜け出して本当に好きな人に会いに行く」ああいうの素敵やな~俺やってみたい!ということに始まる漫才のネタなら、
普通は「俺そのシーンやってみよ!」でガラスが割れたり、といろんなトラブルがあって笑いをとりそうですが。
全くそういうネタではなく、ボケの水田はやたら正論でツッコムわけです。
と次次ツッコむわけです・・・。そしてついには、
だってあなたが好きなのといっても
の後からじゃあ花婿のところに戻る~となって またネタが続くのですが・・・中略。
いやはやなんと正論なんであろう・・・
ネタとはいえ面白すぎる(;´▽`A“。
本当にやったらすごく罪は重いみたい
『略取、誘拐の罪』及び、逮捕監禁罪に問われる可能性があります。新婦を連れ去る行為は、『夫となろうとする人から自分が奪い取って、結婚したい』と考えているか、あるいは、振られた腹いせから恥辱を与える目的で、花嫁を連れ去り危害を加えると考えていることがほとんどと思われます。
有罪になった場合は、すべて同一の条文で定められており(刑法225条)、奪い取った男性は、1年以上10年以下の懲役に付される可能性があります。
(誘拐に)新婦の同意があった場合には、新郎は、新婦と男性の双方に対して慰謝料を請求することができます。(中略)「招待客らが大勢いるところで花嫁を略奪されるという辱めを受ける」という事情が、精神的苦痛の程度を図るうえで重要ではないかと思われます。
出典:しらべぇ
・・・だよね?すんごい納得。
恋愛ドラマでは描かれない、後日談という現実
コレは前も書いた映画やテレビの黒魔術の一つだと思うのです。そのアドバイスに引っかかるな!知らないと損する、モテる男性を好きになる奥手女性の恋愛心理学
ドラマに感情移入するあまり、自分はヒロイン、ヒーロー側にいるとなんとなく思ってしまい、
実際には取らなければいけない責任を取る場面が描いていないから、このエピソードが何年経ってもウケるわけですが。
和牛よろしく、
花嫁ずるいで、そもそもそんな結婚選択した責任とれよ!と思うし。
家族、親族にどーやって責任とるねん!と突っ込みたくなるし。
傷ついた花婿はなんで蚊帳の外なん?って思う。
それをさもロマンチックであるかのように描いている
オイオイ、プロデューサー・・・ちょっとこの発信世間への影響考えてぇな!と言いたくなるし。
そのドラマ見て感情移入しているアナタへも、
冷静に考えて、自分は裏切られる側になると思う?それとも裏切る側になると思う?
あなたの家族がこれやられたらどう思う?と、聞きたくなる。
・・・だってね?
現実には結婚直前まで話が進んで「破断になった」だけでも「心を病む人」って普通にいるよ、だし。
浮気されてバツイチになっているだけでも、人ってすんごい疑い深くなるよね?と思う。
責任が描かれていないと、人の責任意識は薄くなる
和牛ネタのとおり、あっちにいってはこっちにいって、自分の考えはない、って行動はホメオパシーでいうところの「症状」だ(該当レメディーあり)。
でも現実はそんな人は不自由なんて感じていなくて、
モテる男性が、結婚式直前に破断にしたと自慢げに語っていたし、
往々にしてやった人は多分反省なんてしてないし、これからもしないって例は結構あると私は思う。
だってさ?やっている側は、メディアで肯定してもらっているし、
どっちも自分を好きといっているのだし、
浮気だろうが不倫だろうが、好きになったもの同志はどうしようもない、って現実もある。
多分やった側は
だって仕方がないんだもん!
本当に好きじゃないし!とか、
本当に好きな相手がいるんだもん!
くらいの感覚なんだと思うのです。つまり人を巻き込んでいることはどうでもいいのです。
現実問題として、和牛おっしゃる通り
「責任が大嫌いで」
「すぐ言い訳して人のせいにする」
こういう女性(及び男性)は、実は誰も好きなわけではなく、自分が一番大好きだったりするのですが。
こういう「自分大好きさん」は結構モテる気がします。
そう、つまり・・・・・
こういう「自分大好きさん」を好きになる側に、心の穴が開いている(だからこんな人を好きになって振りまわされる)というのが問題なのです。
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だから、花嫁奪われた人も、
結婚破断にされた人も。
浮気されて離婚した人も。
よくよく考えてみたら、もっと早く
「あ、私(俺)本当にこの人に愛されていない」ってことに気づくべきだったんです。
ところがさ?ドラマではまたまた「黒魔術」があって。
その痛みも、苦しみも、なんでそんなのを好きになったのかな?とかも全然乗り越えていない人の前にぃ~~~~!!!
突然!!!すんごい美人、及びイケメンが現れて~
「過去なんて忘れよう、僕は君が心から好きだ!!!」
とか言ってくれるわけです。
そら~それが現実にあればそれに越したことはないんですが・・・・・。
ま、現実にはあまり・・・・ないよね?
ご提案
ホメオパスやっていると顕著で、そしてすんごい気になることがあるのですが。
「恋人(または結婚相手)に裏切られました」って人は。
相手を選び間違えたから、今度はいいのがこないかな~とか、
誰かが自分を好きになってくれないかな~、って
一番相手に傷つけられた「自分大好き自己都合」を無意識の間にトレースして、プラス「待ち姿勢」になってしまっている方も結構いる気がします。
「こうあったらいいなぁの願望を描いているドラマの黒魔術を信じているせいで」
「現実におきていること」のギャップで苦しみ、
現実を受け入れることができないがために、ストレスを受けてそこから身体、心に症状が出る・・・はホメオパシーの鉄則です。
マジで提案したいことがあるのですが。
恋愛ドラマで、結婚式当日に花嫁を奪われた花婿の後日談って描いてくれませんかね?
その人が「なんでそんな女を好きになったのかという自分の心の穴に気づく物語で」
その人が「誰かに期待せず、自分から人を好きになろうとする復活の物語」です。
そっちのほうが共感よびませんかね?
プロデューサーさん、「結婚式当日に花婿を捨てて好きな人のところに走る」以外のもっと現実的で世の為人の為になるエピソード、一緒に考えない?????
※念のため、ドラマが全部嘘エピソードとかでは当然ありません!リアルなのもあるし、夢を描いているからこそ、心の慰めになる例もあるとおもいます。
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